“気(ケ)” の例文
旧字:氣
さうして、其盲動から達したところも、一つの文学の新しい処女地ではあつたけれども、追随者の向ふ方角に気(ケ)どられて、自ら亦踵を返された。
そのうち二回は「計(ケ)」類の仮名を用いるべき処に、二回は「気(ケ)」類の仮名を用いるべき処に用いてあるのであります。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
此だけの語が言ひ淀み、淀みして言はれてゐる間に、姥は、郎女の内に動く心もちの、凡(オヨソ)は、気(ケ)どつたであらう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
それは「介(ケ)」という字で書いてあるもので、「け」に当る万葉仮名は「計(ケ)」の類と「気(ケ)」の類と二つにわかれているのでありますが、『万葉集』の中に「介」という字が四回使ってあり
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)