“果(か)” の例文
因果、又は因縁という言葉は、正確に言いますと、因(いん)・縁(えん)・果(か)、ということで、この世の中のあらゆるものの存在の相(すがた)の説明であります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
其処に生きているだけの果(か)いがあるのだ、いくら、富有な境遇に在ても夢のような生活を送っている人もある。
夕暮の窓より (新字新仮名) / 小川未明(著)
季康子問う、仲由(ちゅうゆう)は政に従わしむべきか。子曰く、由は果(か)なり、政に従うに於(おい)て何かあらん。曰く、賜(し)は政に従わしむべきか。子曰く、賜は達なり、政に従うに於て何かあらん。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
私たちには、十重(とえ)八十重(はたえ)の因(いん)、縁(えん)、果(か)の紐が結びつけられていまして、成功を目標にして努力しても、案外早く酬いられる人もあり、随分遅く酬いられる人もあります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)