“旅僧”の読み方と例文
読み方割合
たびそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつともなく菊亭右大臣家(きくていうだいじんけ)の釣(つ)り橋(ばし)にたたずんだ三人づれの旅僧(たびそう)は、人目(ひとめ)をはばかりがちに、ホトホトと裏門の扉(と)をおとずれていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
例(れい)の下(した)を向(む)いて悠々(いう/\)と小取廻(ことりまはし)に通抜(とほりぬ)ける旅僧(たびそう)は、誰(たれ)も袖(そで)を曳(ひ)かなかつたから、幸(さいはひ)其後(そのあと)に跟(つ)いて町(まち)へ入(はい)つて、吻(ほツ)といふ息(いき)を吐(つ)いた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
さして立去たり跡(あと)に殘りし男は猶(なほ)内の樣子を窺(うかゞ)ひ居る故旅僧(たびそう)は見付られなば殺されもやせんと息(いき)を堪(こら)へて車の蔭(かげ)に屈(かゞ)み居る中此方の板塀(いたべい)の戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)