“擒(ど)” の例文
今夜半には、例の紅(あか)い挑灯(ちょうちん)、魂魄燈(こんぱくとう)に従(つ)いて、民団の壮丁すべて行動せよ。梁山泊の賊将宋江(そうこう)以下を、迷路へ引き込み、期して生(い)け擒(ど)りにしてくれるのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二度目は生け擒(ど)りしようとし、三度目にはまたもや切り捨てようとして、刀を高く振りかむった時に、松永町へ通う横丁から、駕籠の一団が現われ出て、殺そうとした小次郎を
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
早々、馬をとばして、陣々に触れ、趙雲が通るとも、矢を放つな、石弩(せきど)を射るな、ただ一騎の敵、狩猟(かり)するように追い包み、生け擒(ど)ってこれへ連れてこいと伝えろ!
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ご前が手をのばした! 生(い)け擒(ど)りにするおつもりらしい。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そして、昨夜、生け擒(ど)りとした玄蕃允(げんばのじょう)盛政と、勝敏とを、城壁の近くへ曳き出して
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど、貴君は主命をおうけかも知らぬが、此方には直接おいいつけないことゆえ、後日に悔いのないよう、なるべく彼を生け擒(ど)りにして、荊州へひかれたほうがよろしくはあるまいか
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山門の僉議(せんぎ)を盗み聞きしている折を看破する者あって、半死半生にしてくれたが、後で、一山の大衆(だいしゅ)がいうには、あのまま逃がしたるこそ残念、生(い)け擒(ど)っておいたなら、朝廷へ上訴の折には
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「生(い)け擒(ど)れッ」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)