“撓(し)” の例文
展望の北隅を支えている樫(かし)の並樹は、ある日は、その鋼鉄のような弾性で撓(し)ない踊りながら、風を揺りおろして来た。容貌をかえた低地にはカサコソと枯葉が骸骨(がいこつ)の踊りを鳴らした。
冬の日 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
船の帆も撓(し)わりにけりな、時津風(ときつかぜ)
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
船の帆も撓(し)わりにけりな、時津風(ときつかぜ)
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)