“掲(あ)” の例文
彼は堂の棟木(むなぎ)に掲(あ)げてある古弓を外(はず)して、小脇に持った。すべてが前から手順がついているように運ばれてゆく。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
切て勘當(かんだう)せしに渠(かれ)方々(はう/″\)を彷徨(さまよふ)うち少く醫師の道を覺え町内へ來て山田元益と表札(へうさつ)を掲(あ)げ門戸(もんこ)を張れども素(もと)より拙(つたな)き庸醫(ようい)なれば病家は最(いと)も稀々(まれ/\)にて生計(くらし)の立つほど有らざれば内實(ないじつ)賭博(とばく)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「藤房、簾を掲(あ)げよ」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)