“打交”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちまじ53.8%
ぶっちが15.4%
うちかわ7.7%
うちちが7.7%
うちまじは7.7%
うちまじわ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泣(な)く聲(こゑ)、喚(わめ)く聲(こえ)、哀(あはれ)に救助(たすけ)を求(もと)むる聲(こゑ)は、悽(すさ)まじき怒濤(どとう)の音(おと)と打交(うちまじ)つて、地獄(ぢごく)の光景(ありさま)もかくやと思(おも)はるゝばかり。
髪結床(かみいどこ)の下職(したじょく)なんぞするもんじゃアありませんね、せめて字でも読めりゃ何とか言って近づくんですが、一の字は引張(ひっぱ)って、十文字は組違え、打交(ぶっちが)えは鷹(たか)の羽だと
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
和泉の猟夫の眼はぎらついて、何時(いつ)でも矢を番(つが)えるようなじりじりした身構えを基経の息づかいに打交(うちかわ)して行った。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)
碌に削りもしない白木を打交(うちちが)えた腰掛が二つばかり、腰を下して渋茶をすすっていると
相馬の仇討 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
いつも夜店の賑ふ八丁堀北島町の路地には片側に講釈の定席(ぢやうせき)、片側には娘義太夫の定席が向合(むかひあ)つてゐるので、堂摺連(だうするれん)の手拍子は毎夜張扇(はりあふぎ)の響(ひゞき)に打交(うちまじは)る。
路地 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
いつも夜店の賑(にぎわ)う八丁堀北島町(はっちょうぼりきたじまちょう)の路地には片側に講釈の定席(じょうせき)、片側には娘義太夫(むすめぎだゆう)の定席が向合っているので、堂摺連(どうするれん)の手拍子(てびょうし)は毎夜張扇(はりおうぎ)の響に打交(うちまじわ)る。