“慊(あ)” の例文
ところで現にアメリカでは大量生産に慊(あ)きかかっているではないかというものもあって、これは非常に興味がある。併しこれはソヴェトには適用しない。
ソヴェト・ロシアの素顔 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
商賣女の白粉臭いのに慊(あ)きると、素人(しろうと)娘に眼をつけて、今から七八年前から、江戸で名うての處女(むすめ)を漁(あさ)り始めた
而(しこう)して過激罪とは、果して当時の人心を慊(あ)き足らしむべき罪名なるか。長州の地盤は、尊王攘夷を以て固められたり。松陰の打撃的運動、過激は則ち過激に相違なし、然(しか)れどもこれ裏面の沙汰のみ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)