“御墓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おはか30.0%
みはか30.0%
おんはか20.0%
みしるし10.0%
おんしるし10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雑司(ぞうし)が谷(や)の御墓(おはか)の傍(かたわら)には、和歌(うた)の友垣(ともがき)が植えた、八重(やえ)山茶花(さざんか)の珍らしいほど大輪(たいりん)の美事(みごと)な白い花が秋から冬にかけて咲きます。
大塚楠緒子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
木立(こだち)わづかに間(す)きたる所に、土(つち)墩(たか)く積(つ)みたるが上に、石を三かさねに畳(たた)みなしたるが、二三荊蕀(うばら)薜蘿(かづら)にうづもれてうらがなしきを、これならん御墓(みはか)にやと心もかきくらまされて
ぬる湯一杯たまはらん情もなきに、まして他人の誰(た)れにか慨(かこ)つべき、月の十日に母(はは)さまが御墓(おんはか)まゐりを谷中(やなか)の寺に楽しみて、しきみ線香それぞれの供へ物もまだ終らぬに
ゆく雲 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いざや終夜(よもすがら)供養したてまつらむと、御墓(みしるし)より少し引きさがりたるところの平(ひら)めなる石の上に端然(たんねん)と坐をしめて、いと静かにぞ誦しいだす。妙法蓮華経提婆達多品(めうほふれんげきやうだいばだつたぼん)第十二。
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
いで御陵(みさゝき)のありと聞く白峯といふに明日は着き、御墓(おんしるし)の草をもはらひ、心の及ばむほどの御手向(おんたむ)けをもたてまつりて、いさゝか後世御安楽の御祈りをもつかまつるべきか。
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)