“征途”の読み方と例文
読み方割合
せいと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、合宿で、恒例(こうれい)のテキにカツを食い、一杯(いっぱい)の冷酒に征途(せいと)をことほいだ後、晴れのブレザァコオトも嬉(うれ)しく、ほてるような気持で、旅立ったのです。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
尤(もっと)も軍務(ぐんむ)多端(たたん)の際(さい)とて、その式(しき)は至(いた)って簡単(かんたん)なもので、ただ内輪(うちわ)でお杯事(さかずきごと)をされただけ、間(ま)もなく新婚(しんこん)の花嫁様(はなよめさま)をお連(つ)れになって征途(せいと)に上(のぼ)られたとのことでございました。
が、昨(さく)の非を悔い今の是(ぜ)を悟っている上から云えば、予も亦同じ帰去来(ききょらい)の人である。春風は既に予が草堂の簷(のき)を吹いた。これから予も軽燕と共に、そろそろ征途(せいと)へ上ろうと思っている。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)