“幸(い)” の例文
問ひて曰はく、「今天つ日高の御子虚空つ日高、上(うは)つ國(くに)一九に幸(い)でまさむとす。誰は幾日に送りまつりて、覆(かへりごと)奏(まを)さむ」と問ひき。
そこより入り幸(い)でまして、走水(はしりみづ)の海八を渡ります時に、その渡の神、浪を興(た)てて、御船を𢌞(もとほ)して、え進み渡りまさざりき。
と、のりたまひき。かれその御教(みさとし)のまにまに、その八咫烏の後より幸(い)でまししかば、吉野(えしの)河の河尻八に到りましき。時に筌(うへ)九をうちて魚(な)取る人あり。