“富札”の読み方と例文
読み方割合
とみふだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「外には何にもありゃアしませんが、その富札(とみふだ)が当ると千両になるでしょう、お品さん、どうか探し出して下さい、あれが無いと、私は命がなくなるかも知れない」
此(これ)を見(み)ると、私(わたし)は富札(とみふだ)がカチンと極(きま)つて、一分(いちぶ)で千兩(せんりやう)とりはぐしたやうに氣拔(きぬ)けがした。が、ぐつたりとしては居(ゐ)られない。改札口(かいさつぐち)の閑也(かんなり)は、もう皆(みな)乘込(のりこん)だあとらしい。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
それから画伯デュラーの住居の跡も見ましたが、そこの入場券が富札(とみふだ)になっています。名高い古城の片すみには昔の刑具を陳列した塔があります。色の青い小さい女が説明して歩く。
先生への通信 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)