“夫(ぞ)” の例文
尤もお伽噺の世界から目覚めたのは僕ばかりでなく、同級生も皆夫(そ)れ夫(ぞ)れ世智辛(せちがら)さを覚え始めた。寄ると触ると将来の活動方面を語り合う。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
探索の結果被害者は×××大学に在学中の支那留学生黄燕逸(こうえんいつ)(二十七歳)と知れ、直ちに夫(そ)れ夫(ぞ)れ知己友人に被害の事情を知らせたるが、該被害者は支那に於ても有数の富豪の子息にて
広東葱 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
三方のお母さんは夫(そ)れ夫(ぞ)れ拵えてやって宜(よ)かったと思う。相互援助法はナカナカ応用の範囲が広い。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
既に同級生が夫(そ)れ夫(ぞ)れ志望を定めて夢想を逞(たくましゅ)うしている今日、僕ばかり暢気(のんき)に構えていられない。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)