“大夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たゆう39.5%
たいふ34.2%
だゆう10.5%
だいぶ5.3%
たいぶ2.6%
だいふ2.6%
ますらを2.6%
ダイブ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中宮ノ大夫(たゆう)実衡(さねひら)の琵琶、大宮ノ大納言の笙(しょう)、光忠宰相のひちりき、中将公泰(きんやす)の和琴(わごん)、また笛は右大将兼季(かねすえ)、拍子は左大臣実泰。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遊女屋の二階で柔術(やわら)の手を出して、若者(わかいもの)に拳骨(げんこつ)をきめるという変り物でございますが、大夫(たいふ)が是にいらっしゃるのを知らないからの事さ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それでも次の日になればという期待を宮は持っておいでになったが、また朝になってから中宮大夫(だゆう)とまた多くの殿上役人が来た。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
しかし、君長(ひとこのかみ)の葬礼は宮人(みやびと)たちの手によって、小山の頂きで行われた。二人の宿禰(すくね)と九人の大夫(だいぶ)に代った十一の埴輪(はにわ)が、王の柩(ひつぎ)と一緒に埋められた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
松明(たいまつ)を咬(か)んだ火串(ほぐし)は円形にその草野を包んで立てられた。集った宮人(みやびと)たちには、鹿の肉片と、松葉で造った麁酒(そしゅ)や醨(もそろ)の酒が配(くば)られ、大夫(たいぶ)や使部(しぶ)には、和稲(にぎしね)から作った諸白酒(もろはくざけ)が与えられた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
内大臣の息子たちである左少将(さしょうしょう)、少納言(しょうなごん)、兵衛佐(ひょうえのすけ)、侍従(じじゅう)、大夫(だいふ)などという人らもこのお邸(やしき)へ来るが、御簾(みす)の中へはいることは許されていないのである。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
又後世に於て、民の、吾が故に由(よ)りて、己が父母(かぞ)を喪(ほろぼ)せりと言はむことを欲せじ。豈に其れ戦勝ちての後に、方(まさ)に大夫(ますらを)と言はむ哉。夫れ身を捐(す)て国を固くせむは、亦(また)大夫(ますらを)ならざらむや。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
処が、翌月の事、家持の生前東宮大夫(ダイブ)として事(つか)へて居た早良(サハラ)皇太子が、新都造営主任であつた藤原種継を暗殺せしめられた事件が起つた。
万葉集のなり立ち (新字旧仮名) / 折口信夫(著)