“樵夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きこり85.4%
しょうふ6.8%
そま3.9%
やまがつ1.9%
せうふ1.0%
さきやま1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樹を切るのは樵夫(きこり)を頼んだ。山から海岸まで出すのは、お里が軽子(かるこ)で背負った。山出しを頼むと一束(わ)に五銭ずつ取られるからである。
窃む女 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
緑草直ちに門戸に接するを見、樹林の間よりは青煙閑(しず)かに巻きて空にのぼるを見る、樵夫(しょうふ)の住む所、はた隠者の独座して炉に対するところか。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
樵夫(そま)とも浪人ともつかない侍が、その砂子塗(すなごぬ)りの女駕を取りまいて、のどかに煙草をふかしていますが、駕は無紋、付人は異様な郷士?
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「で、わしは百姓や漁夫や、樵夫(やまがつ)などに命を含め、山々谷々浦々に、あのように篝を焚かせたのじゃよ。……定仏定仏」
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
手を下(くだ)さずして熊を捕(とる)の上術(じゆつ)也。是は熊の居所(ゐどころ)による也。これらは樵夫(せうふ)も折(をり)によりてはする事也。
乾いた落葉が、遽(あわ)てゝカラカラと舞い奔(はし)る。箒を逆(さかさ)に立てた様な雑木山に、長い鋸(のこ)を持った樵夫(さきやま)が入って、啣(くわ)え煙管(ぎせる)で楢(なら)や櫟(くぬぎ)を薪に伐(き)る。海苔疎朶(のりそだ)を積んだ車が村を出る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)