“嘉例”の読み方と例文
読み方割合
かれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私(わたし)は、先生(せんせい)が夏(なつ)の嘉例(かれい)として下(くだ)すつた、水色(みづいろ)の絹(きぬ)べりを取(とつ)た、はい原製(ばらせい)の涼(すゞ)しい扇子(あふぎ)を、膝(ひざ)を緊(し)めて、胸(むね)に確(しか)と取(と)つて車上(しやじやう)に居直(ゐなほ)つた。而(しか)して題(だい)を採(と)つて極暑(ごくしよ)の一文(いちぶん)を心(こゝろ)に案(あん)じた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
正月の式などは御家の嘉例(かれい)だから、席次なども厳しく守るが、饗応の宴は臨時のことで、さほど窮屈に考えることはあるまい、現に片倉小十郎どのなどは、自分より席次が下であるのに
この年毎の灌仏会(かんぶつえ)の行事は私の家などでも嘉例(かれい)の一つになっていた。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)