“哭倒”の読み方と例文
読み方割合
なきたふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汝も又さる類(たぐひ)にやあらん。よく心を静むべしとあれども、左門頭(かしら)を揺(ふ)りて、まことに一一一夢の正(まさ)なきにあらず。兄長(このかみ)は一一二ここもとにこそありつれと、又声を放(あ)げて哭倒(なきたふ)る。
娘ははやく見たく物をしかけたるをもうちおきてひらき見れば、いかにしてか匁(ぜに)ほどなる煤(すゝ)いろの暈(しみ)あるをみて、母(かゝ)さまいかにせんかなしやとて縮(ちゞみ)を顔(かほ)にあてゝ哭倒(なきたふ)れけるが、これより発狂(きちがひ)となり