“取迯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりにが50.0%
とりにげ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
付て見るに袂(たもと)の切れてあり然(さ)すれば昨夜の火付は渠(かれ)の業(わざ)に相違なく早々(さう/\)召捕(めしとり)給へと申するに粂之進然(しか)らば取迯(とりにが)さぬ樣支度(したく)せよとて手配(てくばり)にぞかゝりける喜八は如何に周章(あわて)しや昨夜の布子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
呉(くれ)と聲を掛(かけ)しかば喜八ハイと答へて揚戸(あげど)を上(あげ)る時(とき)袂(たもと)の斜(はす)に引裂(ひきさけ)てあるゆゑ軍平は眼(め)を留(とめ)て見るに縞柄(しまがら)も昨夜の布子(ぬのこ)に相違(さうゐ)なければ直(すぐ)に召捕んとせしが取迯(とりにが)しては一大事と然有(さあら)ぬ體(てい)にて煙草を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見ながら如何(いか)に私(わたく)し事下部(しもべ)は致(いた)し候へども取迯(とりにげ)など仕(つかま)つりし覺(おぼ)え御座(ござ)なく是迄(まで)多く粂之進(くめのしん)方へ女中の奉公(ほうこう)人來り候へども一ヶ月とは勤(つと)めず何(いつ)れも早々(さう/\)に暇を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
粂之進(くめのしん)は見てハツと思へども態(わざ)と何氣なく那(あ)の者は拙者(せつしや)方にて取迯(とりにげ)致(いたし)候者と云乍(いひなが)ら七助(すけ)に向(むか)ひ偖(さて)は其方梅(うめ)と密通(みつつう)致(いた)し我(わ)が金子(きんす)を奪(うば)ひ迯亡(かけおち)させつるか憎(につく)き奴(やつ)今茲に於て何事(なにごと)をか云(いふ)詞(ことば)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)