“反対”のいろいろな読み方と例文
旧字:反對
読み方割合
あべこべ43.8%
はんたい43.1%
うらはら3.8%
むこう3.1%
あちこち2.3%
ぎゃく1.5%
はんてえ0.8%
ひきか0.8%
ヴアイス・ヴアーサ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてまた(結婚式は、安東村の、あの、乞食小屋見たような茅屋(あばらや)で挙げろ)でしょう。貴下はまるッきり私たちと考えが反対(あべこべ)だわ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あたりまえならば姉(あね)が王位(おうい)をつぐのが順序(じゅんじょ)でありますから、街(まち)の人民(じんみん)は、なんといって、反対(はんたい)すまいものでもなかったのであります。
黒い塔 (新字新仮名) / 小川未明(著)
さりながら論語(ろんご)に唾(つ)を吐(は)きて梅暦(むめごよみ)を六韜三略(りくとうさんりやく)とする当世(たうせい)の若檀那(わかだんな)気質(かたぎ)は其(そ)れとは反対(うらはら)にて愈々(いよ/\)頼(たの)もしからず。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵、三文字屋金平(著)
直ぐに取ろうとする、柄杓は、水の中をするすると、反対(むこう)まえに、山の方へ柄がひとりで廻った。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「いいえ、違うよ。私のはまた全く芳さんの姉さんとは反対(あちこち)で、あんまり深切にされるから、もう嫌で、嫌で、ならないんだわ。」
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
だって爺(じい)さん、そうじゃあねえか、俺らは御岳(みたけ)の氏子だよ。それ神様というものは、氏子を守護(まも)るがお義務(つとめ)だ。ところが話は反対(ぎゃく)じゃあねえか。干乾しにしようって云うのだからな
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
己に面と向って反対(はんてえ)した奴で、その後でいい目に遭った奴は、一人だっていねえんだぜ、トム・モーガン。そいつぁ間違えっこなしだぞ。
美妙が私と同齢の青年であるとは前から聞いていたが、私の蓬頭垢面(ほうとうこうめん)に反対(ひきか)えてノッペリした優男(やさおとこ)だったから少くも私よりは二、三歳弱齢(としした)のように見えた。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
斯の如く、固有性に於て慰藉物なるもの、附属性に於て実用品たることあり(之と反対(ヴアイス・ヴアーサ)の例をも見よ)。