“剪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
き87.1%
はさ5.3%
つ3.5%
はさみ1.2%
そ1.2%
か0.6%
かっ0.6%
から0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば往古(おうこ)支那にて、天子の宮殿も、茆茨(ぼうし)剪(き)らず、土階(どかい)三等(さんとう)、もって安しというといえども、その宮殿は真実安楽なる皇居に非ず。
教育の目的 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
村には理髮店といふものも無い時でしたから、兄貴が襷掛で、掛る布も風呂敷か何かで間に合せて、銀さんの髮を短く剪(はさ)みました。
(思い出して)ああ、今日妾あの子の髪を剪(つ)んでやらなくちゃァ、あの子は唄も巧いし……。踊は下手だけど。
華々しき一族 (新字新仮名) / 森本薫(著)
あまり暑いから髪(かみ)でも苅ろうかと、座敷の縁に胡踞(あぐら)かく。バリカンが駄目なので、剪(はさみ)で細君が三分に苅ってくれた。今朝苅った芝が、最早枯れて白く乾(かわ)いて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
後に白井は杉山を連れて、河内国(かはちのくに)渋川郡(しぶかはごほり)大蓮寺村(たいれんじむら)の伯父の家に往き、鋏(はさみ)を借りて杉山と倶(とも)に髪を剪(そ)り、伏見へ出ようとする途中で捕はれた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
もう此処(ここ)までやって来ると、樹木は少しも見当らない、一面に剪(か)り込んだような芝草山の波だ。
白妖 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
長さが一尺ばかりだから男でもチョン髷に結(いっ)て居る髪の毛は是だけの長(たけ)は有るが今時の事だから男は縮毛なら剪(かっ)て仕舞う剪(から)ないのは幾等(いくら)か髪の毛自慢の心が有る奴だ男で縮れっ毛のチョン髷と云うのは無い(大)爾々(そう/\)縮れッ毛は殊に散髪に持(もっ)て来いだから縮れッ毛なら必ず剪て仕舞う本統に君の目は凄いネ(谷)爾すれば是は
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
長さが一尺ばかりだから男でもチョン髷に結(いっ)て居る髪の毛は是だけの長(たけ)は有るが今時の事だから男は縮毛なら剪(かっ)て仕舞う剪(から)ないのは幾等(いくら)か髪の毛自慢の心が有る奴だ男で縮れっ毛のチョン髷と云うのは無い(大)爾々(そう/\)縮れッ毛は殊に散髪に持(もっ)て来いだから縮れッ毛なら必ず剪て仕舞う本統に君の目は凄いネ(谷)爾すれば是は
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)