“刺(つ)” の例文
あの牙で人間の皮膚を刺(つ)きとほす事はまあ出来ないといつてもいゝ位六かしい事だ。大胆な研究者達は、自分達を我が国のいろんな蜘蛛に刺させた。
何かしら、函の中から赤いものが飛び出して来て、彼の顎にぶッつかり、そこの皮膚をチクリと刺(つ)いた。それはおもちゃのビックリ函と同じ仕掛けになっていたのだ。
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)