“冰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こお60.9%
こほり17.4%
こほ8.7%
こおり8.7%
コホ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「けれどもそれは表面だけのことで、妻女の松世さまは良人の毛深い手足や肌に触ることが、身の冰(こお)るほどいやだと仰しゃっています」
薊 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ぶたい花みちは雪にて作りたる上に板をならぶる、此板も一夜のうちに冰(こほり)つきて釘付(くぎづけ)にしたるよりも堅(かた)し。暖(だん)国に比(くらぶ)れば論(ろん)の外(ほか)なり。
雪の坂路を、馬車は右に左にガタリ/\と揺れつゝ上り行く、馬の吐息冰(こほ)りて煙の如し、夜は既に十時に近からんとす
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
死ぬるか生きるか、極(き)まるは今の束(つか)の間(ま)と思案するもまた束の間、心は燄(ほのお)語(ことば)は冰(こおり)、ほほほほほ出抜(だしぬけ)だから胆(きも)をお潰(つぶ)しだらうね、話せば直(じき)に分る事ゆゑ、まあちよつと下にゐて下されと
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
其時、塚穴の深い奥から、冰(コホ)りきつた、而(シカ)も今息を吹き返したばかりの声が、明らかに和したのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)