“伝(と)” の例文
旧字:傳
そのお春どんいう仲居さんに帯上げ借って、「お客さん階下(した)の部屋い通して待っててもろて」いうて、その間に私が手ッ伝(と)うて身ごしらいしてましたら、またお春どん上って来て
卍 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「そうか、光子さん腹ぽてになったんか」いうて、夫はすっかり真アに受けて、さすがに気の毒そうな顔しますのんで、「そいでもあんた、そんな悪いこと手(て)ッ伝(と)たらいかんいうたやろ。 ...
卍 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
女子衆(おなごしゅ)に手ッ伝(と)てもろて二階の寝室に運びましてん。
卍 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)