“亡執”の読み方と例文
読み方割合
まうしふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少し血に汚れてゐるが、洗ひ淨(きよ)めて舊主藝州候にお還(かへ)し申上げ、せめて亡き父上の亡執(まうしふ)を晴し度いと、それは誰憚(はゞか)る者もなく持ち歸り、本日はこれから、霞ヶ關御屋敷に參上するところであつた
遂(とげ)し浪人藤崎道十郎が修羅(しゆら)の亡執(まうしふ)も此處に浮(うか)み出て嬉く思ふなるべし果せる哉(かな)惡事の報(むく)い速かに巡(めぐ)り來りてさしも申詐(いつは)りたる村井長庵が奸謀(かんぼう)も悉皆(こと/″\)く調べ上に相成初(はじめ)て貞婦(ていふ)お光(みつ)孝子(かうし)道(みち)之助が善報の程は神佛(しんぶつ)の應護(おうご)にも預(あづか)りし物成んと其頃(ころ)風聞(とりさた)なせしとぞ偖(さて)其翌年に至りて公儀(こうぎ)に有難き大赦(たいしや)の行はれけるに御上(かみ)にも久八が忠義の程を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)