“中年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちうねん44.4%
ちゅうねん33.3%
ちゆうねん22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他愛(たわい)なく頭(かしら)が下(さが)つたと云(い)ふのは、中年(ちうねん)の一個(いつこ)美髯(びぜん)の紳士(しんし)、眉(まゆ)におのづから品位(ひんゐ)のあるのが、寶石(はうせき)を鏤(ちりば)めた藍(あゐ)の頭巾(づきん)で、悠然(いうぜん)と頤(あご)の其(そ)の髯(ひげ)を扱(しご)いて居(ゐ)た。
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
そういう袖子(そでこ)の父(とう)さんは鰥(やもめ)で、中年(ちゅうねん)で連(つ)れ合(あ)いに死(し)に別(わか)れた人(ひと)にあるように、男(おとこ)の手(て)一つでどうにかこうにか袖子(そでこ)たちを大(おお)きくしてきた。
伸び支度 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
亡(な)くなられた洪川和尚(こうせんをしやう)などは、もと儒教(じゆけう)をやられて、中年(ちゆうねん)からの修業(しゆげふ)で御座(ござ)いましたが、僧(そう)になつてから三年(ねん)の間(あひだ)と云(い)ふもの丸(まる)で一則(いつそく)も通(とほ)らなかつたです。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)