“七子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ななこ83.3%
なゝこ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縮緬(ちりめん)、七子(ななこ)、市楽、薩摩、御召、大島、結城位の区別で、その上に、何々御召と名のつき出したのは、ここ二十年位の事で、私は、父が
死までを語る (新字新仮名) / 直木三十五(著)
七子(ななこ)の羽織に仙台平のリウとした袴、太い丸打の真白(ましろ)な紐を胸高に結んだ態(さま)は、何処かの壮士芝居で見た悪党弁護士を思出させた。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
向(むか)う側(がは)の湯屋(ゆや)に柳(やなぎ)がある。此間(このあひだ)を、男(をとこ)も女(をんな)も、一頃(ひところ)揃(そろ)つて、縮緬(ちりめん)、七子(なゝこ)、羽二重(はぶたへ)の、黒(くろ)の五紋(いつゝもん)を着(き)て往(ゆ)き來(き)した。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
黒羽二重(くろはぶたえ)の熨斗目(のしめ)の紋附に羽織袴を着けて立った姿は、縁側一杯に照らす麗かな日をまともに浴びて黒い七子(なゝこ)の羽織地が銀沙(ぎんすなご)のようにきら/\光って居る。
少年 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)