“七度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ななたび75.0%
なゝたび20.0%
ななた5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枇杷(びわ)の実は熟して百合(ゆり)の花は既に散り、昼も蚊の鳴く植込(うえごみ)の蔭には、七度(ななたび)も色を変えるという盛りの長い紫陽花(あじさい)の花さえ早や萎(しお)れてしまった。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
我曰ふ、あゝ七度(なゝたび)あまり我を安全(やすき)にかへらしめ、たちむかへる大難より我を救ひいだせし愛する導者よ 九七—
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
なるほど天地玄黄(てんちげんこう)を三寸裏(り)に収めるほどの霊物だけあって、到底吾輩の手に合わない、尻尾を環(めぐ)る事七度(ななた)び半にして草臥(くたび)れたからやめにした。少々眼がくらむ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)