“鳧(ふ)” の例文
筧(かけひ)の水音を枕に聞く山家(やまが)の住居。山雨常に来るかと疑う渓声(けいせい)の裡(うち)。平時は汪々(おうおう)として声なく音なく、一たび怒る時万雷の崩るゝ如き大河の畔(ほとり)。裏に鳧(ふ)を飼い門に舟を繋(つな)ぐ江湖の住居。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
かの一兩鳧(ふ)羽うちて天にあがる……
駱駝の瘤にまたがつて (旧字旧仮名) / 三好達治(著)