“閉(ふ)” の例文
しばらくして、閉(ふ)さいだ眼を開けて見ると、大きな黒い門があった。門の上から太い松が生垣の外まで枝を張っていた。代助は寺の這入(はい)り口に休んでいた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
道端(みちばた)に石段(いしだん)があつた。代助は半(なか)ば夢中で其所(そこ)へ腰を掛けたなり、額(ひたひ)を手で抑(おさ)えて、固(かた)くなつた。しばらくして、閉(ふ)さいだ眼(め)を開(あ)けて見ると、大きな黒い門(もん)があつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)