“過(ゆ)” の例文
杜(もり)を越え、田を横ぎり、また林を越えて、しのびやかに通り過(ゆ)く時雨の音のいかにも幽(しず)かで、また鷹揚(おうよう)な趣きがあって、優(やさ)しく懐(ゆか)しいのは、じつに武蔵野の時雨の特色であろう。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)