“逐(と)” の例文
その後逐(と)うとう惰弱に流れ、虚栄は募る、物質欲が増長して、安逸許りを求めて、自己の修養などは、とんと忘れて了いました。
職業の苦痛 (新字新仮名) / 若杉鳥子(著)
變りし世は隨意(まゝ)ならで、指(さ)せる都には得も行き給はず、心にもあらぬ落髮を逐(と)げてだに、相見んと焦(こが)れ給ふ妻子の恩愛は如何に深かるべきぞ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)