“轢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひ88.7%
し6.0%
きし3.8%
ひき1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃は自転車の流行(はや)り出した始めで、半七老人のいう通り、下手な素人がそこでも此処でも人を轢(ひ)いたり、塀を突き破ったりした。
それは数月前(すうげつぜん)に自動車に轢(し)かれて惨死(ざんし)した山脇(やまわき)と云う書生の顔であった。書生の顔は正面(まとも)に主翁の眼に映った。
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
玄関に平伏した田崎は、父の車が砂利を轢(きし)って表門を出るや否や、小倉袴(こくらばかま)の股立(ももだち)高く取って、天秤棒(てんびんぼう)を手に庭へと出た。
狐 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
轢(ひき)逃げにするからは、断じて見逃さん。君達は、自分の良心に恥じるがいい
白妖 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)