“赫光”の読み方と例文
読み方割合
かっこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど、夕陽の頃だったから、開いた瞳孔に、その赫光(かっこう)も手伝って、頭からの鮮血と思われたものにちがいない。
「おおっ、御仏(みほとけ)っ」泣いてさけんだ、焔へ向っても狂わしいほど感謝した。まったく、赫光(かっこう)の大紅蓮(だいぐれん)のうちに見える生信房の男々(おお)しい働きは、生ける御仏としか見えなかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして一とすじの尾を曳いた黒雲が、中天に昇ってゆくのを仰いでいると、一閃(せん)の赫光(かっこう)が眼(まなこ)を射、とたんに、無数の妖星と砕け散って、世間の空へ八方飛んでわかれてゆくのが見えた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)