“諦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あきら87.6%
あき9.2%
あきらめ0.9%
たい0.5%
アキ0.5%
あきらか0.3%
き0.2%
まこと0.2%
きま0.2%
きめ0.2%
てい0.2%
アキラカ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊豆屋の若旦那が土左衞門になつたと聽いて、橋場まで行つて見ましたが、三輪の親分が睨め廻してゐるから、諦(あきら)めて歸りましたよ。
咎立(とがめだて)をしようと云(いっ)ても及ぶ話でないと諦(あき)らめて居ながら、心の底には丸で歯牙(しが)に掛けずに、云(い)わば人を馬鹿にして居たようなものです。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
沢次と他の男とが寄添いながら柳橋を渡って行く後姿を月の夜に見送ってもういけないと諦(あきらめ)をつけた時の事を思出した。
雪解 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
『五蘊(うん)』もない、『十二処(しょ)』もない、『十八界』もない、『十二因縁』もない、『四諦(たい)』もないと、聞いてみれば、なるほど『一切は空だ』ということがわかる。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
当に想念を起し、正坐し西に向ひて、日を諦(アキ)らかに観じ、心を堅く住せしめ、想を専らにして移らざれ。日の歿せむとするや、形、鼓を懸けたる如きを見るべし。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
爾(そ)の時に疾翔大力、爾迦夷(るかい)に告げて曰(いわ)く、諦(あきらか)に聴け諦に聴け。善(よ)くこれを思念せよ。我今汝(なんじ)に梟鵄諸の悪禽(あくきん)離苦(りく)解脱(げだつ)の道を述べんと。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
私は外(ほか)へ行かぬことにシカト約束を諦(き)めて、二足三足歩むと隣りの店の前へ参り升(まし)た。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
二六一 人若し諦(まこと)と法と不害と禁戒と柔善とあれば、彼こそ已に垢を吐きたる聰き長老と謂はる。
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
でも、私(わたし)だつてうつちやると諦(きま)つてはしませんよ、なにか好(すきな)ことにつかふかも知れませんもの。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
それは大悦(おほよろこ)びでせうよ、それではそれとお諦(きめ)だネ、おまへが買つておやりでなければわたしが買つて贐(せんべつ)にやらうと思つてたのです。おまへ又お忘れでないよ。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
右柿内園子ト綿貫栄次郎トハソノ各々ガ徳光光子ニ対シテ有スル緊密ナル利害関係ヲ考慮シ昭和某年七月十八日以降左ノ条件ノ下ニ骨肉ト変リナキ兄弟ノ交リヲ諦(てい)スベキコトヲ誓約シタリ
卍 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
諦(アキラカ)ニ聴ケ諦ニ聴ケ我(ワガ)教令ヲ
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)