“訃”の読み方と例文
読み方割合
ふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平野の打続く衛の風景とは凡(およ)そ事(こと)変(かわ)った・山勝ちの絳(こう)の都に、侘しい三年の月日を送った後、太子は遥かに父衛侯の訃(ふ)を聞いた。
盈虚 (新字新仮名) / 中島敦(著)
余はこの時始めて附添(つきそい)のものが、院長の訃(ふ)をことさらに秘して、余に告げなかった事と、またその告げなかった意味とを悟った。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いま米国(アメリカ)の晩香波(バンクーバー)に新しい生涯を開拓しようとして渡航した女史のもとに、彼女の訃(ふ)がもたらされたならばどんな感慨にうたれるであろう。
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)