“藺席”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ござ50.0%
いむしろ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あくる朝、友の強ゐて留(とゞ)むるをさま/″\に言ひ解きて程(てい)に上(のぼ)る。旅の衣を着け、草鞋(わらぢ)を穿(うが)ち、藺席(ござ)を被(かうぶ)ればまた依然として昨日(きのふ)の乞食書生なり。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
われは身に一枚の藺席(ござ)を纏ひ、しほたれたる白地の浴衣(ゆかた)を着、脚には脚絆(きやはん)も穿(うが)たず、頭(かしら)には帽子をも戴かず、背には下婢(げぢよ)の宿下りとも言ひつべき丸き一箇(ひとつ)の風呂敷包を十文字に背負ひて
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
武蔵が坐ると、藺席(いむしろ)のすそに彼も坐って手をつかえながら、欣びを述べるつもりで直ぐいった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)