“脂(し)” の例文
牛の生脂(なまあぶら)即ちケンネ脂(し)という処を買って細かく截(き)ってそのまま鍋へ入れて少しの水を加えてよく煮ます。それを水嚢(すいのう)で漉(こ)しておけばそれが純粋のヘットです。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
明眸絳脣(めいぼうかうしん)、香肌(かうき)白き事脂(し)の如し。女王マリア・ルイザ、その美を妬(ねた)み、遂に之を鴆殺(ちんさつ)せしむ。人間(じんかん)止(とど)め得たり一香嚢の長恨ある、かの楊太真(やうたいしん)と何(いづ)れぞや。侯爵夫人に情郎(じやうらう)あり。