“肺臓”の読み方と例文
旧字:肺臟
読み方割合
はいぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この雌牛は足が弱かったし、首が短すぎたし、角(つの)が長すぎた。肺臓(はいぞう)が小さくって、乳首(ちちくび)の形が悪かった。どうしてこれではたんと乳は出まい。
そのとき、まひ性(せい)のエーテルガスがどこからか出て来て二人の肺臓(はいぞう)へはいっていった。それで、まもなく二人とも知覚(ちかく)をうしなって、動かなくなってしまった。
宇宙の迷子 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ねじ仆(たお)して重なりあった体が、人目もなく挑(いど)みあった。肺臓(はいぞう)の弱いお米は、啓之助に胸を押されて、苦しげに目をふさいだが、啓之助は盲になったように、その細い喉首(のどくび)を抱きしめた。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)