“紅灯”の読み方と例文
旧字:紅燈
読み方割合
こうとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二輌の車は勢(いきほひ)よく走せて、やがて当夜の会場帝国ホテルにつき、電灯花瓦(はながす)昼を欺(あざむ)き、紅灯(こうとう)空(くう)にかゝり、晴がましきこと云ふばかりもなき表門をばぐるりと廻りて、脇門(わきもん)より入りぬ。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
夏の夜(よ)の月円(まる)きに乗じて、清水(きよみず)の堂を徘徊(はいかい)して、明(あきら)かならぬ夜(よる)の色をゆかしきもののように、遠く眼(まなこ)を微茫(びぼう)の底に放って、幾点の紅灯(こうとう)に夢のごとく柔(やわら)かなる空想を縦(ほしい)ままに酔(え)わしめたるは
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)