“精(と)” の例文
母親は手元の薄暗い流し元にしゃがみ込んで、ゴシゴシ米を精(と)いでいた。水をしたむ間、ぶすぶす愚痴を零(こぼ)している声が奥の方へも聞えた。お庄はまた母親のお株が始まったのだと思った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)