“粟田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あわた62.5%
あはた25.0%
あわだ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
粟田(あわた)山の春は、その部屋いっぱいに香(にお)って、微風が、龕(がん)か、瓔珞(ようらく)か、どこかの鈴(れい)をかすかに鳴らした。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鴨河にはまだ幾條も日本風の橋が殘つてゐた。粟田(あはた)御所の塀外に蛟龍の如く根を張つてゐる彼の驚くべき樟の大木は十年前に見た時と變りがなかつた。
十年振:一名京都紀行 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
中村楼の雨傘を借りて、それを片手にさしながら、片手には例の折詰を提(さ)げて、少し、ほろ酔い加減に、快(よ)い気持で、ぶらぶらと、智恩院(ちおんいん)の山内(さんない)を通って、あれから、粟田(あわだ)にかかろうとする
狸問答 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)