“眉毛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まゆげ89.0%
まみえ6.8%
びまう0.8%
まみげ0.8%
まみへ0.8%
まゆ0.8%
まゆけ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手巾(ハンカチ)を目頭(めがしら)にあてている洋装の若い女がいた。女学校のときの友達なのだろう。蓬々(ぼうぼう)と生えた眉毛(まゆげ)の下に泣きはらした目があった。
風宴 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
中でも婦(おんな)のは変な気味合だ。轆轤首(ろくろくび)は処女(しんぞ)だが、畜生道は、得て眉毛(まみえ)をおとしたのっぺりした年増だもんだな、業曬(ごうさら)しな。
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
立ち去る事一里眉毛(びまう)に秋の峰寒し
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
「そうかい。いいねえ丸髷。こう背のすらりとした。よく小説本の口絵などにある、永洗(えいせん)という人が描(か)いた女のように眉毛(まみげ)のぼうっと刷(は)いたような顔の女(ひと)さ」
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
平岡の細君は、色の白い割に髪(かみ)の黒い、細面(ほそおもて)に眉毛(まみへ)の判然(はつきり)映(うつ)る女である。一寸(ちよつと)見ると何所(どこ)となく淋(さみ)しい感じの起る所が、古版(こはん)の浮世絵に似てゐる。帰京後は色光沢(いろつや)がことに可(よ)くないやうだ。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
頤(あご)を首飾りの中につき込み、目には緑色の琥珀絹(こはくぎぬ)で縁覆(おお)いした緑色の眼鏡(めがね)をかけ、髪は額の上に平らになでつけられて眉毛(まゆ)の所まで下がり、イギリスの上流社会の御者がつけてる鬘(かつら)のようだった。
「何が、くツついてゐるもんか。白粉(おしろい)を拔りこくツた顏に、紅い唇と黒い眼と眉毛(まゆけ)とがくツついてゐるだけよ。」
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)