“甲寅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こういん50.0%
きのえとら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その二には「至善院格誠日在、寛保二年壬戌(じんじゅつ)七月二日」と一行に彫り、それと並べて「終事院菊晩日栄、嘉永七年甲寅(こういん)三月十日」
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
天文二十三年甲寅(こういん)八月、筑摩織部正則重は、領内の城主横輪豊前守(よこわぶぜんのかみ)が叛逆(はんぎゃく)の報を聞いて、自ら七千騎の兵に将として月形(つきがた)の城を攻略に向った。
「へ、へ、へ、この迷子札に書いてある、甲寅(きのえとら)四月生れの乙松といふ伜を引渡して頂きたいんで、たゞそれ丈けの事で御座いますよ、御用人樣」
そは甲寅(きのえとら)の年も早や秋立ち初(そ)めし八月末の日なりけり。目出度き相談まとまりて金子翁を八重が仮の親元に市川左団次(いちかわさだんじ)夫妻を仲人(なこうど)にたのみ山谷(さんや)の八百屋(やおや)にて形(かた)ばかりの盃事(さかずきごと)いたしけり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)