“牽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひ90.8%
ひき4.6%
ひか2.5%
い0.4%
にな0.4%
ひきず0.4%
ヒ0.4%
ヒキ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、牽(ひ)かれているというより、曳(ひ)き摺(ず)られている形だった。青は、二歩歩いては立ち停(ど)まり、三歩歩いては立ち停まるのだった。
狂馬 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「さ、そいでぁ、まんつ、」その人は牽(ひき)づなを持ってあるき出し鈴はツァリンツァリンと鳴り馬は首を垂れてゆっくりあるきました。
ひかりの素足 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
初めて鳴鳳楼で逢った以来儂のではお厭なのと云って手巾を出されたことを第一として、自分と手を牽(ひか)れて歩いた事、結んだ綯(こより)に目賀田とあるを悦んだ事
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
われ等をこゝへ牽(い)て来ませるこの神を。
東京には、かういふ娘がひとりで蹣跚(まんさん)の気持ちを牽(にな)ひつつ慰み歩く場所はさう多くなかつた。大川端にはアーク燈が煌(きら)めき、涼み客の往来は絶ゆる間もない。
蝙蝠 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
また同書に同じ話の異態なものを挙げて牝獅が牝牛を殺し栖へ牽(ひきず)り往くと牛の乳呑児が母の乳を慕い追い来る、牝獅これをも殺そうと念(おも)うたが我子の善い遊侶と思い直し乳養して両(ふたつ)ながら育て上げ
特別に気は牽(ヒ)かれなかつた郎女だけれど、よく其人々が、「今朝(ケサ)の朝目(アサメ)がよかつたから」「何と言ふ情ない朝目でせう」などゝ、そは/\と興奮したり、むやみに塞ぎこんだりして居るのを
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
牽(ヒキ)レ衣頓レ足攔道哭。哭聲直上干二雲霄一。
支那人の文弱と保守 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)