“湯治”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうじ75.6%
たうぢ24.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それなら、湯治(とうじ)にゆきなさるといい。ここから十三里(り)ばかり西(にし)の山奥(やまおく)に、それはいい湯(ゆ)があります。谷(たに)は湯(ゆ)の河原(かわら)になっています。
石をのせた車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
云うのであろうそのうちには本音を吐(は)くであろうともうそれ以上の詮議(せんぎ)は止(や)めて取敢(とりあ)えず身二(みふた)つになるまで有馬へ湯治(とうじ)にやることにした。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
湯治(たうぢ)を幾日(いくにち)、往復(わうふく)の旅錢(りよせん)と、切詰(きりつ)めた懷中(ふところ)だし、あひ成(な)りませう事(こと)ならば、其(そ)の日(ひ)のうちに修善寺(しゆぜんじ)まで引返(ひきかへ)して、一旅籠(ひとはたご)かすりたい。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
路用から湯治(たうぢ)の雜用を併せて三兩二分ばかり、あとに殘つたのは、煙草入に女房のお靜が入れてくれた、たしなみの小粒(こつぶ)が三つだけです。