“流込”の読み方と例文
読み方割合
ながれこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
泥濘(ぬかるみ)と言(い)へば、まるで沼(ぬま)で、構内(こうない)まで、どろ/\と流込(ながれこ)むで、其処等(そこら)一面(めん)の群集(ぐんしふ)も薄暗(うすぐら)く皆(みな)雨(あめ)に悄(しを)れて居(ゐ)た。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
戸外(そと)は雪がちらちら降っていて、時々吹雪のような風が窓の戸をガタガタ音をさして、その隙間から、ヒューと寒く流込(ながれこ)むと、申合(もうしあわ)した様に子供達(だち)は、小(ちいさ)な肩を皆(みんな)縮める
千ヶ寺詣 (新字新仮名) / 北村四海(著)
濁水(だくすい)がゴーゴーという音を立てて、隅田川(すみだがわ)の方へ流込(ながれこ)んでいる、致方(しかた)がないので、衣服(きもの)の裾(すそ)を、思うさま絡上(まくりあ)げて、何しろこの急流故(ゆえ)、流されては一大事と、犬の様に四這(よつんばい)になって
今戸狐 (新字新仮名) / 小山内薫(著)