“東南”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たつみ72.2%
とうなん16.7%
たつみのすみ5.6%
ひがしみなみ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東南(たつみ)の風が吹くとともに、物々しく色めき立ち、この風のやまぬうちに、必ず一会戦あらんということでござります。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
果(は)たして、真夜中(まよなか)のこと、ぶつかる風(かぜ)のために、家(いえ)がぐらぐらと地震(じしん)のように揺(ゆ)れるのでした。風(かぜ)は東南(とうなん)から、吹(ふ)きつけるのでした。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
夫(か)の畝傍山(うねびやま)の東南(たつみのすみ)橿原(かしはら)の地(ところ)を観れば、蓋し国の墺区(もなか)ならむ、可治之(みやこつくるべし)。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
……前(さき)へ/\、行(ゆ)くのは、北西(きたにし)の市(いち)ヶ谷(や)の方(はう)で、あとから/\、來(く)るのは、東南(ひがしみなみ)の麹町(かうぢまち)の大通(おほどほり)の方(はう)からである。數(かず)が知(し)れない。道(みち)は濡地(ぬれつち)の乾(かわ)くのが、秋(あき)の陽炎(かげろふ)のやうに薄白(うすじろ)く搖(ゆ)れつゝ、ほんのり立(た)つ。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)