“条々”の読み方と例文
旧字:條々
読み方割合
じょうじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳(やなぎ)嚲(た)れて条々(じょうじょう)の煙を欄(らん)に吹き込むほどの雨の日である。衣桁(いこう)に懸(か)けた紺(こん)の背広の暗く下がるしたに、黒い靴足袋(くつたび)が三分一(さんぶいち)裏返しに丸く蹲踞(うずくま)っている。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「ヤヤッ! そういう間も、もう水がたまりだしたぞ。土ふまずへ、ヒタヒタと水がきた」事実、部屋全体にうすく水が行きわたったらしく、線のほそい滝の水が、条々(じょうじょう)と……。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
予(かね)て申合せし如(ごと)く、尾越(おごし)どの旗挙(はたあ)げの儀はかたく心得申し候(そうろう)、援軍ならびに武具の類、当月下旬までに送り届け申すべく候、そのほか密計の条々(じょうじょう)相違あるまじく、懇(ねんご)ろに存じ候、小田原(おだわら)
城を守る者 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)