“是方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こちら50.0%
こっち38.9%
こつち5.6%
このはう5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
普通(なみ)のものが其様な発狂者を見たつて、それほど深い同情は起らないね。起らない筈(はず)さ、別に是方(こちら)に心を傷(いた)めることが無いのだもの。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「叔母さん、どんなに私は是方(こっち)へ参るのが楽みだか知れませんでしたよ。お近う御座いますから、復(ま)たこれから度々(たびたび)寄せて頂きます」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
『しかし。』と郡視学は言葉を継(つ)いで、『是方(こつち)から其を言出しては面白くない。町の方から言出すやうになつて来なければ面白くない。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『ナニ、雪の中だ? 雪の中、結構——下手な畳の上よりも、結句是方(このはう)が気楽だからね。』これには丑松も持余して了(しま)つて、若(も)し是雪(このゆき)の中で知らずに寝て居たら奈何(どう)するだらう
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)