“明寺”の読み方と例文
読み方割合
あきでら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奥州筋(おうしうすぢ)近来(きんらい)の凶作(きようさく)に此寺(このてら)も大破(たいは)に及(およ)び、住持(ぢうじ)となりても食物(しよくもつ)乏(とぼ)しければ僧(そう)も不住(すまず)、明寺(あきでら)となり、本尊(ほんぞん)だに何方(いづかた)へ取納(とりおさめ)しにや寺(てら)には見(み)えず、庭(には)は草深(くさふか)く、誠(まこと)に狐梟(こけう)のすみかといふも余(あまり)あり。
甲冑堂 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
奥州筋近来の凶作にこの寺も大破に及び、住持となりても食物乏しければ僧も不住(すまず)、明寺(あきでら)となり、本尊だに何方(いずかた)へ取納めしにや寺には見えず、庭は草深く、誠に狐梟(こきょう)のすみかというも余(あまり)あり。
一景話題 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)